プラセンタ(メルスモン)注射
プラセンタ(メルスモン)注射
プラセンタとは?
プラセンタとは「胎盤」を意味する言葉です。胎盤は胎児の成長に必要な酸素や栄養を供給してくれる大切な役割を果たしています。また各臓器の発育がまだ十分でない胎児にとっては、呼吸や免疫、排せつなど代わりの機能を担ってくれるのです。
プラセンタ治療は、人や動物の胎盤から抽出した成分を治療に活用していく治療法です。その歴史は古く、紀元前から東洋医学や西洋医学にまたがって、多くの分野で使われてきました。そして現代、更年期障害の改善やアンチエイジング効果も期待されており、多くの医療機関で注目を集めている治療法です。
プラセンタ(メルスモン)注射とは?
プラセンタ(メルスモン)注射剤は、昭和31年(1956年)に承認された医療用医薬品です。国内の、安全なヒト胎盤を原料とした注射剤で、多種のアミノ酸を含有しています。発売以来、重大な副作用はありません。安全にご使用いただけます。
プラセンタ(メルスモン)注射の特徴
プラセンタ(メルスモン)注射の特徴①
プラセンタには、タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミンB1、B2などの各種栄養成分が豊富に含まれています。人の本来持っている自然治癒力を活性化させると言われていて、様々な疾病や不調などの改善効果が期待できます。
■病気や症状の改善に使用
更年期障害による諸症状(のぼせ・冷え・不眠・イライラ感・頭痛・疲労・肩こり・腰痛など)の改善。
又、産後、乳汁分泌が少ない方の治療に使われます。
プラセンタ(メルスモン)注射の特徴②
プラセンタ(メルスモン)注射はきちんとした認可を受けた医師のみが行うことが出来ます。内服薬やサプリメント処方と違い、病院に通うという手間はありますが、プラセンタ(メルスモン)注射は効果の程がすぐにわかりやすいといった特徴があります。また当院では、厚生労働省の認可を受けた安全なヒト胎盤エキスを使用するのでご安心ください。
プラセンタ(メルスモン)注射の効果
プラセンタ(メルスモン)注射の効果とは
人の本来持つ自然治癒力を活性化させるプラセンタ(メルスモン)注射は、以下のような症状に効果が期待できます。
薬理作用
内分泌ホルモン調整作用・乳汁分泌作用・自律神経調節作用
免疫賦活作用・血行促進作用・抗疲労作用・抗アレルギー作用
抗炎症作用・強肝作用・基礎代謝向上作用・抗貧血作用
体質改善作用・自然治癒力増大作用・癌化抑制作用・活性酸素除去作用
効能・効果
①更年期障害の緩和
顔・上半身のほてり・汗をかきやすい・イライラする・怒りやすい・息切れ・動悸・疲れやすい
②アレルギーの改善
気管支喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎の改善
③関節リウマチの症状を軽減
抗疲労作用・鎮痛作用
④肝炎・肝硬変などの肝障害の改善
⑤うつ病・自律神経失調症・不眠症の改善
⑥腹痛・ひざ痛・肩こりの改善
⑦美肌・美白に効果有り・肌荒れ・しみ・そばかす・しわ・たるみ・にきびの改善
⑧冷え性の改善
自律神経失調症・更年期障障害・アレルギー疾患・アトピー性皮膚炎・肝機能障害・筋肉痛や関節痛・関節リウマチ・ほてり、のぼせ、不眠、イライラ、憂鬱・原因の特定できない肩こりや腰痛
なかでも、ホルモンバランスを整え、免疫力や基礎代謝も向上すると言われているので、肌荒れや乾燥肌、しみやシワの改善などアンチエイジング効果が期待できます。
プラセンタ(メルスモン)注射の副作用はありますか?
プラセンタ(メルスモン)注射の副作用はありますか?
プラセンタは副作用はほとんどありません。またヒト由来のエキスなので、感染症を懸念する方がいらっしゃるかもしれませんがプラセンタ中の血液はすべて除去して抽出しているので、肝炎やエイズ、狂牛病などの心配は全くありません。処置後に痛みや腫れなどが生じる場合があっても、一日か二日ほどの一時的なもので自然に治癒していきますからご安心ください。
個人差はありますが下記症状が出る場合もございます。
治療のリスク・デメリット
●プラセンタ治療を受けた方は、点滴が出来なくなります。(平成18年10月から厚生労働省より通知あり)
●アナフィラキシーショック、急性肝障害が報告されています。(ほとんど国内では症例はありません)
●一次的に食欲が増す場合がございます。またホルモンの働きが活発になります。
未承認機器・医薬品に関する注意事項について
医薬品医療機器等法上の承認:未承認
入手経路: 国内販売代理店経由で入手
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無:有
※当院でプラセンタ治療に使用している薬剤は、厚生労働省で医薬品として認可されています。
ただ、この認可は慢性肝疾患治療などの治療時に、保険適応が認められていますが、当院での美容を目的とした治療は自由診療となりますのでご注意ください。
プラセンタ(メルスモン)注射の安全性
ウイルスや細菌に対する安全性
胎盤一つひとつのウイルス検査を実施し、HBV、HCV、HIV陰性であることが確認された安全な胎盤を原料としています。さらに、製造の最終段階に121℃・30分間の高圧蒸気滅菌を実施しており、ウイルス・細菌の感染防止対策をとっております。これまで、本剤によると思われるウイルス感染の発生報告はありません。
変異型クロイツフェルト・ヤコブ症(vCVD)に対する安全性
1980年代~2004年頃まで英国を中心に狂牛病が流行し、その肉の摂取が関連すると思われる変異型クロイツフェルト・ヤコブ症(vCVD)の発症が報告されました。メルスモン注射剤は、この狂牛病が流行した時期に、それらの地域に滞在経験がある方の胎盤は原料として使用しておりません。さらに、製造過程におきまして、塩酸による高熱処理を実施しているため、ホルモン及びたん白質は分解されています。変異型クロイツフェルト・ヤコブ症(CVD)とは、異常プリオンたん白が脳内に蓄積し、進行性痴呆や運動障害などの脳症状をおこす極めて稀な病気です。狂牛病が原因と考えられているものを変異型と称しています。
献血制限及び臓器提供制限について
世界では、輸血や移植による感染が疑われる報告もありますが、これまで、メルスモン注射剤によると思われるvCJDの感染報告はありません。しかしながら、理論的なvCJD等の伝播の危険性を完全には否定できません。このため、メルスモン注射剤を含む人胎盤由来医薬品の使用者は献血できません。臓器提供は原則として控えることが求められています。但し、臓器提供の場合、移植希望者が移植医から適切な説明を受けた上で、提供を受ける意思を明らかにしている場合の提供は可能です。
プラセンタ(メルスモン)注射の治療法
しっかりとカウンセリング
週に1~3回の頻度で治療を行っていきます。治療効果は症状によって異なりますが、三か月から一年の間隔が目安となります。症状が改善したら、徐々に回数を減らしていきます。通常打ち始めてから2~3回目で、ある程度の効果を実感される方が多いようです。事前にしっかりと患者さんからヒアリングを行い、疑問点を解消したうえで治療を行っていきます。
プラセンタ(メルスモン)注射 料金
自費診療注射料金
※自由診療は、初診料1000円がかかります。