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風疹(三日ばしか)が大流行する恐れが出てきました。

お知らせ2018.08.29

首都圏で患者数が大幅に増加している風疹(三日ばしか)について、国立感染症研究所は先日「既に、首都圏を中心に国内流行が発生し始めている可能性が高いと考えられる」とコメントしました。

 

風疹は「発熱、咳、鼻汁、咽頭痛」などの風邪のような症状、 「耳の後ろ、後頭部などのリンパ節の腫れ」「全身の淡い赤色の発疹」「眼の充血」などの症状が出る、ウイルスを原因とする病気です。

感染は、くしゃみや咳、唾液のしぶきなどの飛沫、接触によって起きます。潜伏期間は14~21日で、発疹の出る1週間前から症状が消えるまでの期間、感染力を持ち、症状の出そろう時期が周囲への感染のピークとなります。

また、症状を伴わない「不顕性感染」という状態も15~30%みられ、この状態でも感染力は十分あります。

つまり、風疹が大流行してしまうと、誰が感染しているのかわからないので、予防も対策もできない状態になってしまいます。

また非常に怖いのが、妊娠20週前の妊婦さんが風疹に感染してしまうと、ウイルスが赤ちゃんにも感染し、「先天性風疹症候群」という病気になることがあります。

 

風疹はワクチンを二回接種していれば、ほぼかかることはないとされています。一方、日本ではワクチンの接種をまったく受けていないか、一回しか受けていない人がまだまだたくさんいます。

「1979(昭和54)年4月1日までに生まれた男性(39歳以上)」「1962(昭和37)年4月1日までに生まれた女性(56歳以上)」は、ワクチンの接種を受けていません。

また、「1990(平成2)年4月1日までに生まれた男女(28歳以上)」は、ワクチンの接種を一回しか受けていないため、これでは不十分です。

ワクチンの不徹底世代は、今回の風疹感染を拡大させないためにも、二回のワクチン接種を徹底する必要があります。

しかし2004年・2012年・2013年に風疹が大流行した時も、上記のようなワクチン接種対策を徹底しましょうと医療関係者がいくら呼びかけても結局は十分な対策ができないまま今に至っているのが現状です。

 

自身が風疹にかかりやすいかどうかは、風疹に対する「抗体価」と呼ばれる値を調べることでわかります。

過去に風疹にかかっておらず、ワクチン接種が不十分な場合、この値が低いか、陰性になります。抗体価が低いか陰性の場合、その人は風疹にかかりやすいといえます。

当院では風疹抗体価を測定し、抗体が不十分であればワクチン接種をすることができます。今回の風疹大流行を防ぐためにも抗体価測定、ワクチン接種をなるべく早めに受けるようにしてください。

 

詳細については当院にお電話をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。